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HOME全清連NEWSトップ>第75号 平成27年(2015年)5月29日
奇数月発行 全清連NEWS

ニュース 第75号 平成27年(2015年)5月29

全清連第6回定時社員総会特集

=第6回定時社員総会で事業計画決議 =
〜三井会長を再任、会長代行に野々村氏〜

一般社団法人全国清掃事業連合会(三井崇裕会長)は4月22日、東京千代田区の如水会館で第6回定時社員総会を開催した。10.8部長通知の周知徹底を含む27年度事業計画など6議案を審議し、それぞれ原案通り承認。任期満了に伴う役員の改選では三井会長を再選したほか、新たに会長代行(筆頭副会長)に野々村清氏を選出した。総会後は記念講演、懇親会を開き、懇親会には地域廃棄物適正処理推進議員連盟から石破茂会長をはじめとする多数の来賓が駆けつけた。

三井会長のあいさつ
10.8部長通知の周知徹底が課題
本日、第6回総会を開催するにあたり、全清連という組織が何のために結成されたのか顧みたいと思います。
平成10年でございました。当時は例外なき規制緩和が行われていた時期で、その中で一般廃棄物処理業の直営および委託許可をすべて撤廃し自由業にすべきだと、こういう記事が新聞に載りました。当時の総務庁に事務局が置かれていた規制緩和委員会で、廃掃法の環境規制を取り崩しに入ったわけです。
この動きに私ども大変衝撃を受け、ただちに岐阜県、鳥取県、広島県、福岡県の皆さんと共に、全清連という全国組織を立ち上げました。もしあの時に、この問題が放置されていたならば、おそらく全清連という組織は存在しませんし、私たちの業務も失われていたのではないかと思います。以来17年間、私どもは固形一廃業界の本来の在り方を求めて闘ってまいりました。
平成20年の6月19日、課長通知が出ました。内容は皆さんご存知の通りですが、特にこの通知の中には「周知徹底を図られたい」という字句がございます。これは読んで捨てることができないという官僚用語です。このことにより私たちは、新規許可や委託業務の入札化の問題を改善できるものと信じておりました。しかしこの通知を示して県や市町村に改善を求めても、ほとんどの首長が耳を貸して下さらないという事態に直面しました。
そしてついに昨年10月8日、6.19通知に続く部長通知が出されました。これは昨年1月28日の最高裁判決も追い風になったことは間違いございませんし、非常に重い通知として受け止められつつあります。
しかしそれでも理解をしようとしない首長がおられます。そこで全清連の今後の活動は、この「10.8部長通知」の周知徹底を中心に進めていかなくてはなりません。皆様におかれては、本日の総会を通してこのことの理解を深めていただきたいと思います。
この取組みによって、これまでの防戦一方の流れを変える必要があります。全清連が踏ん張ることで今まで防ぐことができましたが、もっと積極的にこちらから動いていかなければならないし、会員の質を向上、強化する中で組織を強化していくことも重要です。そのことが地域の環境保全に大きく貢献する基礎になるからです。
ご承知のように地域廃棄物適正処理推進議員連盟を結成していただいております。現会長は石破茂先生です。何かあるたびに私たちは議連にご相談申し上げております。今回の10.8通知の発出に際しても、格別のご尽力をいただきました。また、環境省、経産省、農水省等の関係省庁との信頼関係も重要であり、廃掃法の主管省である環境省との関係を軸にして、一層の信頼関係を構築してまいる所存です。
本日の総会では任期満了に伴う役員改選もございます。最後までお付き合いをいただきますようお願いを申し上げて、冒頭のあいさつとさせていただきます。

懇親会に石破議連会長ら多数の来賓
総会後の懇親会には来賓として地域廃棄物適正処理推進議員連盟から石破茂会長をはじめとする多数の国会議員、中央省庁幹部らが出席し祝辞を述べた。石破議連会長からは循環型社会形成推進基本法の理念に従って循環社会をつくる。誰がそれを担うかについて、「基本法の理念に従ってやるということと、地域地域において信用のある方々、一生懸命努力をしておられる方々がそれにふさわしい仕事をしていただくという、このふたつのことを踏み外さないように、これから先も議連として力を合わせて(全清連の皆様と)一緒にやらせていただきたいと思っております」との力強いお言葉をいただいた。

平成27年度事業計画
平成27年度の事業計画は、「環境保全優先、安心・安全の循環型社会を目指す」「環境分野においては、環境保全の観点から規制強化が不可欠である」などの基本方針を踏まえ、活動方針として次の主要事項を挙げた。
1. 廃棄物・リサイクルの制度に関する対策活動
@規制改革会議等における廃掃法および各種リサイクル法の規制緩和要求に関する対策
A食品リサイクル法の見直し取りまとめを踏まえた対策
B容器包装リサイクル法の見直し審議に関する対策
C青ナンバー問題について
D廃掃法の目的、趣旨の周知徹底に関する対策
2. 地方における10.8通知の周知活動を通した地域の生活環保全、公衆衛生の確保向上のための取組み
3. 地域廃棄物適正処理推進議員連盟との連携強化ならびに支援強化のための活動

全清連第6回定時社員総会記念講演
 講師=環境省・和田篤也廃棄物対策課長。
講演内容につきましては全清連会員のみ読むことが可能です。

(詳細については全清連ニュース第75号をご覧ください)

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