議員の活動　（平成25年5月13日開催）

●第8回　盛山政治経済研究セミナー
昨年暮れの総選挙において再度議席を獲得し、法務大臣政務次官として国政に取組んでいる盛山正仁議員の「第8回盛山政治経済研究セミナー」が5月13日正午よりホテルニューオータニで開催された。今回のセミナーは講師に岸田文雄外務大臣を迎え「我が国を取り巻く外交の課題について」をテーマに約1時間の講演が行なわれた。なお、岸田外務大臣は自民党宏池会会長であり、盛山議員も同じ宏池会のメンバーである。
「外務大臣を拝命して4ヵ月半経った。思いますこと、感じますところを話したい」。岸田外務大臣はこう切り出し、外交の3本柱として、「日米同盟の強化」「近隣諸国との協力関係の重視」「経済外交の強化」をあげた。ここで「苦戦しているのは近隣諸国との協力関係。日中、日韓は（尖閣問題や竹島問題もあり）いまは難しい状況がつづいている。内容が内容なので、我が国としてもゆずることはできない。他に波及しないよう努力している」とした。また3本柱のひとつである経済外交の強化については、「（日本企業の）海外進出の支援」「資源・エネルギー・人材の呼込み」「国際ルールづくりへの参画」の3つのポイントを示した。海外進出については「外に出て行く支援として7月交渉に向けてのTPPがある。これは安全保障の面でも大切。国益を守れるかどうか大変な交渉になる。各交渉に最高の人材を配して臨む」と意気込みを語った。資源・エネルギーの呼込みに関しては、「いかに低廉で（日本に）持ってくるか。確保先の多角化により競わせ、安いエネルギーを引き入れる」と述べた。中南米やロサンゼルス、アフリカを訪問し、外交を進める中で、「相手国との人間関係がどれほど大切か痛感した」という。
最後に「外交は幅広く奥が深い。責任を感じる」と述べるとともに、7月の参院選をにらみ、「安倍政権という安定政権をつくらないといけない。安定政権の中核をぜひとも盛山先生に担ってもらいたい」と期待を寄せた。